オックスフォードな日々

とあるオックスフォード大学院留学生のブログ

なぜイギリス人は傘をささない?日本人留学生におすすめアイテム

雨、雨、雨。イギリスと言ったら、雨。

でも実は、ロンドンの年間降水雨量を見てみると、それは東京の半分くらいしかない。それでもイギリスに雨のイメージが付いているのは、多分雨の降る日の割合はイギリスの方が高いから。日本だったら「二日間土砂降りだったけど、残りの五日間はカラッと晴れた!」みたいなことがよくあるけれど、こっちだとそんなことは稀。一週間を通して降ったり止んだりを繰り返す。だから日本人の多くはそんな優柔不断なお天気に振り回されるのに疲れて、結局毎日傘を持ち歩くようになってしまう。そうやって、「雨、雨、雨。イギリスと言ったら、雨。」なんてことを言うようになってしまうのじゃないかと思う。笑

イギリスの天気はいつも悪いって本当?
via Sala英会話

だけど一方で、多くのイギリス人は少しの程度の雨ならば全然気にならないみたい。人によっては、激しい雨の中も傘もささずに平気で歩いていたりする。日本人とイギリス人との間の根本的な気質の違いはもちろんあるのだろうけど、そこには歴史的な背景もあるのだとか。

イギリス風物録 傘 (Days in the UK)
■雨具の歴史 イギリスは雨が多いことで有名です。日本のように春雨・梅雨・秋雨などの雨が多い時機は存在せず、1年を通して降水量はほぼ一定。晴れては降り、降っては止み……、を繰り返しています。そんなイギリスでは、雨具が発達するのは当然のコトでした。日本も、世界に誇れる水に恵まれた国ですが、日本とはまた少々違った発達を見せているんです。

要するにイギリスには元来、傘を使うという概念がなかったのだとか。イギリスで伝統的な雨具と言えば外套。1824年にMackintoshというレインコートが開発されイギリス全土で大流行。そして、1901年にはバーバーリーの創始者が、農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着に着想を得て開発したトレンチコートも大当たり。そんなこんなで、「雨→外套」という頭の回路が出来上がったのでしょう。笑

一方で、中国や日本から伝わった「傘」も18世紀に入ってから普及し始めたものの、もともと日傘として使われ始めた歴史を持つ傘には「婦人用」というイメージが強く、頑なな英国紳士達はやはり「外套」を着続けたのだとか。傘職人は、「一体どうしたらこの英国紳士たちに傘を持たせることができるのか。」と頭を悩ませ、そして名案を思いつく。「この紳士たちは傘っぽい見た目が女々しくて嫌いなんだ。だったら彼らが好んで携行してるステッキみたいな傘を作ったらどうだろうか。」と。その目論見は大当たり。そうしてついに紳士淑女ともに何食わぬ顔で傘を携行できる日がようやくやってきたのだとか。

ただ、そうやってお洒落として流行した「傘」。

「より細く、より美しく巻かれた傘こそ、お洒落」

なんていう、またそんな訳の分からない常識を作って「傘畳み職人」なんてものまで生み出す始末。今でこそそんな人はもういないと思うけど、こうやって歴史的背景を見てみると、イギリス人が傘をなかなかささない理由には思ったよりも色々な要素が絡んでいそうな気がする。笑

そんな「ここがヘンだよイギリス人」的なネタはここまでにしておいて、ここからは日本人がそんなイギリスでどうやって生き延びればいいのか、ということを。選択肢は2つ。雨ごときものともせぬ英国紳士淑女になるか、ならないか。僕の場合は、ならないというよりもなないでした。笑

フルトンの傘

そんなわけで、後者を選んで生きる日本人のためのTIPS。まずは傘選び。

イギリスは日本と比べて高い山が少ないためか強風の日が結構ある。だから、傘の丈夫さはとっても重要。きっとそんな理由でゴルフ用の頑丈な傘を使っている人をたまに見かけますが、あれは何よりもデカイ。アメリカみたいにスペースのある国ならいいけれど、イギリスのようなこんな国でそんなの持ち歩いていたら邪魔で仕方がない。人とすれ違う度に嫌な顔されても文句は言えない・・。

かといって適当な傘を買ってしまえば一回の強風でくずかご行き。そこでおすすめするのが、英国王室御用達Fultonのwind resistanceの傘。ちなみに僕も、日本から持ってきた折り畳み傘がすぐに折れてしまったので、今は普通の傘も折りたたみ傘も、Fultonです。笑

fulton

このマークが目印。オックスフォードなら、シティセンターのBoswellsとかに行けばズラーっと並んでいる。 日本でもAmazonとかで買えます。(イギリスで買うほうがずっと安いけど)

ちなみに女の子であれば、Cath Kidsonとコラボした傘も色々あるので、是非そっちを見てみるのもおすすめ。どんなデザインがあるかは、オンラインショップで確認できる。こちらも日本のAmazonでもいくつかは購入できるみたいだけど、案の定値段はだいぶ高い。

ゴアテックスの靴

傘があれば、頭や服が濡れてしまうことは防げますが、雨の日にもう一つ不快なことは靴が濡れること。濡れた靴で一日中過ごす日とか、想像するだけでも辛い・・。かといって長靴なんて恥ずかしくて履けない。そんな時に大活躍するのが、防水透湿性素材、ゴアテックスの靴です。(なんかテレフォンショッピングみたいになってる笑)

ゴアテックス

ゴアテックス (Wikipedia)
ゴアテックスは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、テフロン)を延伸加工したePTFEフィルムとポリウレタンポリマーを複合化して作る。1969年にボブ・ゴアが、PTFEを用いた低コストなシールテープを作るための実験の中で、押し出しPTFEを急速に大きく延伸させることに成功した。 1平方センチメートルに14億個の微細な孔を含む。その最大の特徴は、防水性と透湿性を両立させていることにある。

ゴアテックスの靴の売りは「水は入ってこないけど透湿性が高いから全然蒸れない」という部分。もともと登山用の靴ばかりだったんだけど、最近ではカジュアルシューズやビジネスシューズもでていて普段から履くこともできるように。

例えば、イギリスで靴屋といってまず思い浮かぶClarksやEcco。嬉しいことに彼らもゴアテックスの商品を扱っています。ちなみに僕が雨の日に履いているのは、Clarks x Gore-texの”Chilver Hi GTX Dark Brown Nubuck Mens Formal Boots“というもの。

s-l1000

女性用のブーツも色々あるので、イギリス在住なら是非近くのClarksを覗いてみるのをおすすめ。

ssk51-melaniesu-1

傘と同様、日本からもAmazonなどでも購入可能。

きっと、日本の普通の靴屋にも色々あると思うので、是非イギリスに来る人はお試しあれ。

 

こうやって防水対策さえバッチリしておけば、イギリスの優柔不断なお天気も好きになれるはず!!かもね..笑

他にも何かお勧めのアイテムがあれば、是非コメントくださいね^^

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著者紹介:

高専在籍時にAFSの53期生としてアメリカのオレゴン州で一年間地元の高校に通う。帰国後アメリカのアーカンソー大学フェイエットビル校に編入し2011年に理学士コンピューターサイエンス、2012年に教養学士心理学を修了。2012年秋よりオックスフォード大学にて、博士号課程で計算神経科学を勉強中。色々と大変ですが、常に色んな事に挑戦しながら精一杯頑張ってます。
詳しくは自己紹介ページよりどうぞ^^

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Aki • 2015年9月3日


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Comments

  1. hogsford 2015年9月4日 - 1:36 AM URL

    イギリス人が傘をささない歴史的背景と、そんなイギリスで暮らす日本人にお勧めのアイテム紹介。

  2. @loveharuko 2016年6月24日 - 4:33 AM URL

    @_konkito ちょっと不安になって調べましたw
    なぜイギリス人は傘をささない?
    https://t.co/zttzlDYvCz
    提督が「イギリス人は傘ささない」って思い込んで金剛ちゃんガッカリってのもアリかと!
    つまり、こんきとさんの新作金剛ちゃんが見たいと!(それが本音w

  3. @823_amine 2016年12月17日 - 1:20 AM URL

    なぜイギリス人は傘をささない?日本人留学生におすすめアイテム https://t.co/HtKhPM989Z @hogsfordから
    イギリス人と傘の話すき

  4. @ruru_tocco 2017年3月28日 - 2:05 AM URL

    なぜイギリス人は傘をささない?日本人留学生におすすめアイテム https://t.co/Yh4LUqkynF @hogsfordから

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