「○○カリッジで電球を変えるのに何人必要?」
オックスフォード大学には39ものカリッジがあって、どの学生も教授もそのうちのどれかに属する。
そして、このカリッジは、ただの「寮」と言うわけではなく、それぞれに違った特徴があったりする。
このシステムをモデルにしたハリーポッターのホグワーツを想像すればわかりやすい。
彼らは入学する時に魔法の組み分け帽子に学生の性格を覗かれ所属する寮が決められる。
グリフィンドールは勇気あるものが
レイブンクローは知恵のあるものが
ハッフルパフは優しさあるものが
スリザリンはずる賢いものが
オックスフォード大学の入試に魔法の帽子はないけれど、学生の提出した志望ランク順に彼らの書類がカリッジを回って審査される。
「先祖代々このカリッジだから」という人もいれば、僕みたいに、「どこでもいいです」とする人もいる。そんなこんなでカリッジごとに特徴がでてきたりする。
そのステレオタイプをネタにした電球ジョークを教えてもらったのでいくつか紹介。
電球ジョーク(でんきゅうジョーク、Light bulb joke)とは特にアメリカで発展した古典的なジョークの一形態であり、特定の集団に属する人々を引き合いに出して、1個の電球を取り替える作業のために、何人の彼らが必要か? を述べたものである。 (Wikipedia)
「○○カリッジで電球を変えるためには何人のオックスフォード生が必要?」
クライスト・チャーチ
3人。1人が執事を呼んで、2人が「電球を変える」というその特別な行事の為に、由緒ある仕立屋にスーツを特注する。
(金持ち、貴族が多いと言われる)
マートン・カリッジ
8人。1人で出来ないほど知恵が足りないわけでは当然ない。ただ、完璧にやろうとする余りに激しく手が震えてしまうから。
(仕事中毒の人が多いと言われる)
オリエル・カリッジ
0人。電球が切れたらママとパパが代わりに新しいお家を買ってくれるから。
(ボンボンが多いというステレオタイプ)
クイーンズ・カリッジ
51人。1人が電球を替え、50人が「北部では電球なんてもっと安いのに」とうるさく文句をいう。
(北部の労働者階級の人が多い)
聖ヒューズ・カリッジ
10人。1人が電球を替え、9人が電球を売っている店を探すために、はるばるオックスフォードの中心地まで壮大な遠征をすることになる。
(オックスフォードの外れにあるカリッジ)
聖キャサリンズ・カリッジ
50人。10人で電球を替え、残りの40人は「貨物の箱はゴシックの塔よりいつの時代だって素晴らしい!」声を張り上げる。
(ポストモダンの、角ばった建築デザインを持つ新しいカリッジ)
などなど。笑
ここの掲示板には、それぞれのカリッジのステレオタイプがまとめられてたりします。
ただ、「悪口」の様なステレオタイプがほとんどなので、興味がある人だけどうぞ。笑
ちなみに最後のが僕のカリッジです。
最初は「オックスフォードらしさの欠片もない・・」とショックだったけど、住んでるうちに好きになるものだね。
特に天気の良い日とか、このカリッジとっても綺麗で、ついつい散歩したくなるの。
・・貨物の箱はゴシックの塔よりいつの時代だって素晴らしい!
著者紹介:
高専在籍時にAFSの53期生としてアメリカのオレゴン州で一年間地元の高校に通う。帰国後アメリカのアーカンソー大学フェイエットビル校に編入し2011年に理学士コンピューターサイエンス、2012年に教養学士心理学を修了。2012年秋よりオックスフォード大学にて、博士号課程で計算神経科学を勉強中。色々と大変ですが、常に色んな事に挑戦しながら精一杯頑張ってます。
詳しくは自己紹介ページよりどうぞ^^





あい 2013年11月14日 - 3:58 PM
1. 無題
私もキャッツ所属です!!おもしろい電球ジョークですね。
Aki 2013年11月16日 - 11:49 AM
2. Re:無題
>あいさん
コメントありがとうございます!仲間ですねー!
電球ジョーク、それぞれのカリッジの個性が出ててなかなか面白いですよね(笑)