とあるオックスフォード大学院留学生のブログ
「最後の博論提出までの1年間のカウントダウンが始まった」と書いてから、既に1年と2ヶ月が経つ。僕はまた、時計の針との競争に負けてしまったのだ。やつはこっちの事情など露知らず、或いは知ったとてペースを乱すはずなどなく、当初…
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先日、批評誌「PLANETS」のメールマガジンに連載されている『現役官僚の滞英日記』で、著者の橘宏樹さんと僕の対談が掲載されました(「僕たちは「シンギュラリティ」をどう迎えるのか? オクスフォードで出会った人工知能研究者…
人工知能(AI)という言葉は人によって定義が違います。そしてその意味合いは、時代によっても変わってきます。最近あちらこちらでこの言葉が使われるようになりましたが、これは実は三度目のAIブームだと知っている人は多くはないよ…
「気づけばオックスフォードに来てもう二年。」と前回のブログに書いてからあっという間にまたもう一年。ただでさえ夏の短いイギリスだけど、今年に至っては果たして夏なんてものが本当に存在したのかさえ疑わしい。笑 薄い上着一枚程度…
気づけばオックスフォードに来てもう二年。そろそろゴールが見えてこないといけないんだけど、去年一年は研究とは関係ない部分で想定外の事が色々とあって結構不安定でほとんど進展がなく結果も出ず・・^^;; 「このままじゃいけない…
今週は、オックスフォードのCentre for Neural Circuits and Behaviourという研究所が主催のNeuro-Theory Forumで講演をしてきました。このフォーラムは隔週で計算神経科学の…
以前に、「オックスフォード大学の一年目は「予備生」」という記事で『博士号課程に入った段階ではProbationary Research Student (PRS) と呼ばれる「お試し期間の研究生」という立場で、一年目の終…
ついに2年目が始まりました。オックスフォードにやってきたばかりの新入生の表情を見ていると、一年前の自分を思い出しま す。自分の学部では、毎年博士号過程一年目を終えた学生が新入生+教授陣+その他50人ほどに向けて研究に関す…
9月21日(土)に秋葉原UDXギャラリーで開催されるAmerica Expo 2013にて、カガクシャ・ネットが「カガクシャ・ネット:海外実況中継」と題した冊子を配布予定なのですが、その中に「研究者へのステップとしての学…
前回の記事から一ヶ月以上ブログを放置していましたが・・、実は日本にいました! 日本といっても、実家に帰ったわけではなく、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で行われたOIST Computational Neuroscie…
オックスフォード大学に来てからもう7ヶ月。そういえばこのブログを始めてからまだ一度も僕がどんなことを勉強をしているのか書いていなかったので、今日はそれを少しだけ紹介します。 僕は今、「計算神経科学」という分野で研究をして…
アメリカでの学部時代もそうであったが、イギリスにおいても自己紹介の際に専攻や研究に言及することは至極一般的なことである様だ。大学院にもなるとそんな専攻も細分化され、小さな出会いを通じて学ぶ新しい世界に幾度と無く心を弾ませ…